2005年1月28日を最後に引退した、ﾊﾟﾉﾗﾏDX8800系のデビューからの写真です。

1984年のデビュー当初は2両編成でした。1989年に中間車を増結して3両編成になりました。豪華な車内設備で一般の特急座席指定料金が250円の当時、ﾊﾟﾉﾗﾏDXは500円でした。乗客にはパノラマメイツによるおしぼりのサービスがありました。乗車する時は少し優越感がありました。

その後DX特急は廃止され、一般特急に格下げされて走り続けましたが、車内設備が一般特急としては使いにくかったこと、主要機器が7000系からの流用で老朽化していたことが引退を早めたのだと思います。

7000系が40年以上走り続けるのに、たった20年で引退してしまうのは残念でなりません。

 

車齢20年と比較的新しいので、他社に譲渡されて再度活躍すると思っていましたが、期待もむなしく全車解体されてしまいました。8803Fの運転台・展望席部分は保存されるようです。