2006/7/22 開設
2008/6/21 写真の追加と記事の修正を行いました。

廃線REPORT


半田臨港線(1975年廃止)
 

半田臨港線は、武豊線の半田駅から半田港への貨物専用線として、1926年(大正15年)11月に開業しました。
半田港から揚陸された貨物、沿線の工場で製造された飼料・コーンスターチ等を輸送していました。
1975年の衣浦臨海鉄道半田線開業時に線路を延長して、衣臨新半田駅から分岐する形に変更、武豊線半田駅に接続する区間は廃止されました。
1985年に有蓋車による車扱いから、半田埠頭からのコンテナ輸送へと輸送形態の変更により、役目を終えて廃止されました。
半田臨港線路線図
半田臨港線路線図
武豊線半田駅(開業時の起点)
武豊線半田駅(開業時の起点)
半田臨港線は半田駅の駅舎に面した1番線を延長する形で、武豊方(写真奥)に向かって延びていました。
半田駅には写真のホーム(1番線)・旅客用ホーム(写真手前2・3番線)の他に、乙川方に貨物用ホームと数本の側線がありました。
半田駅の貨物取扱は、1975年(昭和50)の衣浦臨海鉄道開通時に廃止されました。
 
2006/1/28撮影
線路跡001 半田駅南(武豊方)
線路跡001 半田駅南(武豊方)
半田駅南、武豊方のポイント。
踏切手前で安全側線が分岐していますが、半田臨港線はその安全側線の線路がそのまま延長される形で敷設されていました。
つまり半田駅武豊方の安全側線は、半田臨港線の線路跡です。
 
 
2005/7/18撮影
線路跡002 半田〜東成岩
線路跡002 半田〜東成岩
001の写真の場所から反対側、武豊方を向いた写真。
線路の左側、草が生えている場所に臨港線の線路が敷かれていました。
武豊線の線路と並んでいたので、この付近は複線分の敷地があります。
 
2005/7/18撮影
線路跡003 半田〜東成岩
線路跡003 半田〜東成岩
線路跡は住宅をかすめながら武豊線と併走していきます。
写真奥が半田駅方向です。
 
2005/7/18撮影

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参考文献
・武豊線物語(平成15年発行、C11265機関車保存会、半田市、半田市教育委員会)
・トワイライトゾーンマニュアル各巻(ネコパブリッシング)

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