2005/5/1 新規開設
2006/12/17 記事加筆修正

名鉄急行用車両

このページでは、7700系・5700系・5300系の2扉クロスシートの急行型(通称SR車)を紹介します。
 7700系は1973年に支線直通特急用としてデビューしました。
分割・併合を考慮して前面貫通型の前面形状を採用、2連・4連各4編成24両が製造されました。
車両性能及び車内設備は7000系に準じています。
 1983年に2両編成が特急用整備を受け白帯車となりました。1990年に特急営業政策の変更による指定席用車両増備のため、4連をすべて2連に組替えて特急用整備を行い、白帯車化されました。編成から外された中間車は7000系に組込まれています。
 1998年に特急運用が消滅。車内設備はそのままで白帯が消されました。2001年に三河線ワンマン対応工事が行われました。
 
 5700・5300系は本線急行用として1986年にデビューしました。
5700系は完全新製車、5300系は旧5000系・5200系の機器・台車を流用して製造されました。
車体は2扉・転換クロスシート、助手席側の窓を大きくして前面展望が可能な構造を採用しています。
 5700系は当初4連5編成でしたが、1989年に5701F・5702Fは中間車2両を組込み6両貫通編成になりました。現在は6連2編成、4連3編成の24両が活躍しています。
 5300系は4連8編成・2連5編成の42両が活躍しています。
 
 
*5300系は機器流用車で老朽化も進行しているため、今後廃車が進められる事になりました。
 (2006/9/29 名鉄ニュース・リリースより)
 
 
 
2004/9/3 三河線 吉浜〜三河高浜 7700系
2004/9/3 三河線 吉浜〜三河高浜 7700系

掘割区間を行く7700系4連。
屋根上の機器がよく見えます。
 
この場所は三河線の中でもお気に入りの撮影ポイントです。
普通、線路を越える陸橋などは、目線の高さにフェンスがあって撮影不可能な場合が多いのですが、ここはフェンスが無くて撮影可能です。陸橋の隣には公園があり、トイレも使えて便利です。ただし陸橋は自動車1台がなんとか通れる幅しかないので事故には注意が必要です。

2005/1/2 名古屋本線 牛田〜新安城 5700系
2005/1/2 名古屋本線 牛田〜新安城 5700系

5700系6連、急行豊橋行きです。
 
5700系は本線用急行用車両としてデビューしましたが、現在、2扉の車両はラッシュ時に使いにくくて厄介な存在との事。時代の変化かとはいえ皮肉な運命です。同じことはJR117系にも言えると思います。
 
 

2005/1/14 河和線 椋岡駅 5300系
2005/1/14 河和線 椋岡駅 5300系

朝夕しか列車が停車しない河和線の名所「椋岡駅」です。
4両分しかホームの長さがないので6両編成では後ろ2両ドアが開きません。
 
写真の列車は普通列車ですが通過です。
ホームにいると、頭では理解していても普通表示の列車が駅を通過していくのは奇妙な感じがしました。
 
*2006年12月15日をもって椋岡駅は廃止されました。

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更新履歴

このページを作成するにあたり、下記の資料を参考にさせていただきました。
  • 徳田耕一氏 著 「名鉄ぶらり沿線の旅」 各巻
  • 鉄道ピクトリアル1996年7月臨時増刊号「特集 名古屋鉄道」

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