2005/4/22 新規開設
2005/12/10 写真追加

名鉄6000系通勤型車両Group

このページは6000系、6500系、6800系通勤型車両を紹介します。
名鉄は長らく2扉・クロスシート車両が活躍していましたが、1973年のオイルショックを機に通勤・通学客が増加し、朝ラッシュ時の列車の遅延が目立つようになり、輸送力の増強が課題になりました。
1975年名鉄は急遽、東京急行電鉄から3扉ロングシートのデハ3700系を12両購入3880系として運用を開始しました。
同車の成果を踏まえて、1976年本格的な通勤型車両6000系がデビューしました。
 
6000系は車体は7700系を基本とし、両開き扉を片側3箇所に設置、前面には名鉄では初めて種別・行先表示機を標準装備、自動解結装置も設置されました。編成は省エネ・コストダウンのためオールM方式をやめてMT同数編成としました。
1984年の9次車からは車体形状が6500系と同じ非貫通型(4面折妻)にモデルチェンジされました。
1985年まで9年間10次にわたり増備され、4両編成・2両編成・各26編成156両が活躍しています。
 
6500系は6000系4連の後継系列として1984年にデビューしました。
車体前面は非貫通型(4面折妻)となり、前面窓下にはステンレスの飾り帯、窓上は白色に塗装、種別行先表示機が設置されました。側面は3扉で、扉上半分は白く塗装されていました。
1989年増備の6次車からは車体形状が大きく変更され、大型曲面ガラスの左右非対称のデザインとなりました。
1992年までに7次にわたり増備され、4両編成・24編成96両が活躍しています。
 
6800系は2連でも回生ブレーキを使用し、省エネルギーと保守軽減を図るとともに、車内の居住性と機能性を高めるため、1987年に6000系2連の後継系列としてデビューしました。
車体は6500系と同じ4枚折妻の非貫通型でしたが、1988年増備の3次車からは前面形状が、大型曲面ガラスの左右非対称のデザインに変更されました。
1992年までに6次にわたり増備され、2両編成・39編成78両が活躍しています。
 
 
 
 
2004/4/22 坂部〜阿久比 6800系
2004/4/22 坂部〜阿久比 6800系

1987〜1988年に増備された1.2次車は非貫通4枚折妻の車体でデビューしました。
 
結果的に、この前面形状は6000系,6500系,6800系の3形式が存在することになります。
 

2005/7/9 河和線 坂部〜阿久比 6800系×2
2005/7/9 河和線 坂部〜阿久比 6800系×2

1989年増備の3次車から、前面形状が写真のような大型曲面ガラス使用のデザインになりました。

2000/9/10 三河線 三河知立駅 6800系
2000/9/10 三河線 三河知立駅 6800系

三河線、三河知立駅で交換する6800系。
行先が「国府」になっていますが、方向幕が回転している時に撮影したものです。
 
三河線海山線は、2001年10月から「駅集中管理システムを導入し、ワンマン運転が開始されました。通常は対応工事を受けた車両しか使用しないため、6800系は三河線に入線しなくなりました。

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更新履歴

このページを作成するにあたり、下記の資料を参考にさせていただきました。
  • 鉄道ファン 2000年6月号「大手私鉄の多数派系列ガイド 名鉄6000・6500・6600・6800系」
  • 鉄道ピクトリアル 1996年7月臨時増刊号「特集 名古屋鉄道」
  • 「名鉄ぶらり沿線の旅」 ver.3DX 徳田耕一氏 著 平成14年発行 

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