大府〜尾張森岡間の石ヶ瀬川橋梁。
明治24年(1891年)に完成しました。
武豊線の開通が明治19年(1886年)で橋梁の完成が明治24年の理由は、武豊線は当初仮設の路線で幹線路線の建設資材輸送完了後に廃止される予定でした。そのため橋梁などは仮設の木橋でした。しかし地元から存続の要望があったことから存続される事になり、施設を恒久的なものに架け替えたためです。
この橋梁の武豊方(写真左側)のプレートガーダー2連はポナール桁(英国型)と呼ばれ、スチフナー(補剛材)という桁の上部と下部をつなぐ部材の端部がJ字型に曲がっているのが特徴です。また、橋脚がレンガ製で円形になっているのも珍しい存在でした。
大府方(写真右)のプレートガーダーは1970年に架け替えられた日本製です。
*この橋梁は2000年に河川改修工事により、新しい橋梁に架け替えられました。
現在は存在しません。
*新しい橋梁の写真は「衣浦臨海鉄道の列車」のページにあります。
1998/12/14撮影 大府〜尾張森岡
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